順子 吟のさと 純米大吟醸35%  720ml

新井順子氏を日本酒のファンの方はどれだけご存じだろうか。

実は彼女はワイン畑の人であります。

ワインの魅力を知り、ワインに目覚め、学ぶ立場から、教える立場へ…そして、ボルドーに留学を果たし醸造学を勉強。帰国後は、フランス料理店を経営し、ついに、2002年、ロワールのトゥーレーヌにワイン蔵「ドメーヌ・デ・ボワ・ルカ」を構え、当主となる。はたまた翌年には、ワイン輸入会社「コスモジュン」を設立。愛するワインの魅力を多くの人たちに伝えるため、ワイン醸造農家、ワイン輸入商、ワインコンサルタントと何足ものワラジを履き、日々奔走する姿は、まさにジャンヌ・ダルク。3月11日の東日本大震災をきっかけに、現在では、日本のためにできることをと、日本酒造りにも取り組み、日本の未来へとつなぎます。

上記がざっとですが新井順子氏の略歴です。
凄いですね。
このチャレンジスピリッツ!頭が下がります。

そんな新井氏が日本酒造りを手掛けたきっかけは東日本大震災3.11だという。

ワイン、フランスに活動の軸足を置いていた新井氏が「何か日本で出来ること」を考えたときワイン造りではなしに日本酒造りになったのはちょっと意外でしたが、まったく別分野ともいえる日本酒を試行錯誤と持ち前のチャレンジスピリッツで5年間造り続けてきました。
そして5年目のこのお酒で日本酒造りに一応のピリオドを打つようです。

ワインは原材料8割、醸造2割
日本酒は原材料2割、醸造8割

そんなセオリーを確かめたくて造り始めたと言います。

どちらがどうという事ではありませんが、日本酒造りの難しさがよく分かったと言われています。

じゃあワインは簡単かと言われれば「もちろんそうじゃない」と思います。
特に日本の自然環境下でよいワイン用ブドウを栽培するのは並大抵のことではありません。

さて新井女史最後のお酒はお米は熊本県産の無農薬米「吟のさと」35%精米、熊本酵母、純米大吟醸という本人曰く「オーソドックス」な造り。

味わいはきれいな大吟醸というよりは素直で柔らかで優しい純米大吟醸という風味に仕上がっています。

新井順子女史の純米大吟醸。

これで最後になるのかなぁ。
販売価格 2,090円(税190円)
SOLD OUT

About the owner

西島 俊裕

一つ一つの生産者さんと繋がれるようなショッピングサイトにします。 アグレッシブな日本酒と日本ワインの現場の空気が少しでも伝わって楽しんでいただければと思います。

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